Global Career Guide
今回のシリーズでは出世をしたいのなら、どんな事をしたらいいのかということを書かせてもらっています。
初回では上層部主導のイベントには参加して、味方になりましょう、エクスポージャーをあげていきましょう。
2回目は更に上層部へのエクスポージャーをアップさせるにはどうしたらよいかなど具体的なノウハウを含めて、書かせていただきました。
シリーズ最後になる第3段は逆に出世したいのなら、気を付けたい、というポイントをご紹介します。
とあるミーティングでの出来事。
「プロジェクトZに関するアップデートですが、事実関係を調べたところ、ABC部が忙しいからやらないと断ったことが原因とわかりました。」と、ある部長がいきなり会議で言ってしまいました。
げ、げ~!!!びっくり!
いきなりの爆弾発言!
ABC部部長は顔真っ赤、体ワナワナ、言葉に怒りがこみ上げてくる。凍りつくような雰囲気になった会議室・・・・
そりゃそうでしょ。犯人探しをするような発言で、しかも根回し無しに「犯人はおまえだ~!」って言い放られちゃったんだから、ABC部部長の面子丸つぶれです。
ここまで公の場で人の顔に泥を塗るようなことをする必要がどうしてあるでしょうか?しかも不意打ちで?まるで、被告に対して確信ある証拠が上がり、検察側が勝ち誇ったかのように法廷で言い放ったシチュエーションみたいです。
こんな爆弾の落とし方ってありえる?
ありえないでしょう~!!!
管理職としてというか、社会人としてどうよ!ってレベルですよ。
そりゃね、管理職になると、自分のチームを守りたい(「自分を守りたい」が強い人もいるようですが)など、理由はあるかもしれないけれど、でもね、自分のチームの守り方はもっと他にあるだろうし、こんな低レベルの仕事の仕方ってないっしょ!
その部長は「自分は事実関係をつまびらかにしただけだ~!原因はおまえだ~!はっきりさせたんだから、後は改善策をおまえが考えろぉ~!」って思っているのかまったくもって悪気がない様子。
いやはや、こんなやり方していたのでは、敵を作るばかりですよぉ。敵が多ければ日々のお仕事つらくなるばかりですよぉ~。管理職になればなるほど、なにかと問題対応が増えてきます。が!その時にどう対応するかを周りはよ~く見ています。
だから↑のように人を刺すような行動は絶対にしてはいけません。サラリーマン人生すぐに終わってしまいますよぉ。もちろん出世なんて忘れてもらったほうがいいですよ。だって、人を刺すような人とは誰も仕事したくありませんからねぇ。
では、どうしたらよかったのでしょう??そのあたりは次回に続くということで・・・
某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。